韓国の都市言えば首都であるソウルと、港町の釜山が二大巨頭ですね。2018年冬季オリンピックが開催された平昌(ピョンチャン)も有名になりました。
しかし韓国にはまだあまり知られていない、だけどすごく魅力的な地方都市がたくさんあります。本日はその中から徐々に注目度が上がっている大邱(テグ)にスポットを当ててみようと思います!
読み飛ばせる目次
知ってる?韓国の素敵な都市「大邱(テグ)」ってどんな所?
このサイトで大邱に関する記事をご紹介するのは、今回が初です!記念すべき1回目ということで、まずは大邱がどんな場所なのかを書いていきましょう。
韓国東南部の内陸に位置する大邱広域市は、ソウル・釜山に続く韓国第3の都市です。標高の高い山脈に囲まれている盆地で、年間を通して雨は少なく夏の平均気温は高め。
豊かな自然を残しつつ、近年では繊維・ファッション産業を中心にグングン発展しています。
大邱は韓国主要都市を繋ぐ大きな中間地点。KTX(韓国高速鉄道)でソウルまで1時間40分、釜山まで40分という場所にあります。
また大邱国際空港からは札幌・東京(成田)・大阪(関空)・福岡・沖縄への直行便が就航しているので、観光にも行きやすい場所なのです。
大邱駅南側の最も大きな繁華街エリアにはお洒落なカフェがいっぱい!その他にも韓方(韓国の漢方薬)を取り扱う市場・歴史的建造物・雄大な山の景色など、見所がたくさん詰まっています!
大邱(テグ)【絶品グルメ】3選!韓国在住経験アリの筆者おすすめ!
ナギョンチムカルビ
View this post on Instagram
大邱の郷土料理を代表するのがチムカルビ。ナギョンチムカルビはテレビでも何度も紹介された名店です。
チムカルビとは骨付きの牛カルビ肉を蒸して甘辛く味付けをしたものです。特にこちらでは甘辛いソースが絶品!強めに効いたニンニクが食欲をドンドンそそり、甘さと辛さが絶妙なのでご飯もすすんでしまいます。
適度な歯応えのある肉をそのまま食べても良し、ご飯に乗せても良し、サンチュに巻いて食べるも良し!色々な食べ方で楽しむことができます。
View this post on Instagram
韓牛のチムカルビは1人前28000ウォン、ニュージーランド産牛肉のチムカルビが1人前18000ウォンです。
・営業時間:10時~22時
ピョンデジャンヨンファ食堂
View this post on Instagram
日本では生の牛肉の規制が厳しくなり、食べる機会が減った方も多いのではないでしょうか。こちらのお店では高品質の韓牛のユッケを心置きなく楽しむことができます。
輝くような綺麗な赤色の韓牛に、セリ・ネギ・ゴマ・ニンニク・えごま油などで上品に味付けされたユッケは口の中でとろけます。おかずとして出てくるニンニクの葉の漬物に巻いて食べるのもオススメです。
View this post on Instagram
たっぷりユッケを楽しみたい方は1人前23000ウォン、ご飯と楽しみたい方はユッケビビンバ19000ウォンをどうぞ。その他にも韓牛の焼肉メニューもあります。
・営業時間:11時~22時
キムチダンジ
View this post on Instagram
韓国と言えばキムチ!こちらは材料にもこだわり化学調味料を一切使わずに長時間熟成させたキムチを使った、キムチ料理の専門店です。
看板メニューのキムチチムは1人前7000ウォンとリーズナブルですが、おかずやスープもたくさんついているのでボリューム満点。
View this post on Instagram
キムチチムは熟成されてほどよく酸味のあるキムチと豚肉を煮込んだもので、キムチのスープと豚肉の旨味が相まってご飯との相性もバッチリ!
豚肉はホロホロと解けていくほど柔らかくなっています。いつものキムチとはちょっと違う味わいをぜひご堪能ください!
・営業時間:10時~22時
焼肉の美味しいお店はある?大邱でおすすめはココ!
ミソ八公韓牛直売場(ミソパルコンハヌチッパンジャン)
View this post on Instagram
質も味も最高の一等級以上の韓牛を100%使用している、韓国人からの絶大な人気を誇る焼肉店です。
仲介をせずに店主が直接買い付けた韓牛を約2週間熟成させているので、さらに柔らかく美味しさも引き出されています。
カルビが1人前9500ウォン、霜降り肉11500ウォン、ロース9500ウォン、ともばら肉7500ウォンなど、色々な部位が楽しめるのが魅力です。
・営業時間:11時~21時30分
安く済ませたいならココ!大邱でおすすめ格安料理店!
ミソンダン ナプチャクマンドゥ
View this post on Instagram
「マンドゥ」と言えばソウルでもよく目にする韓国式の餃子のことですが、ナプチャクマンドゥとは大邱ならではの平たい餃子をいいます。
特に50年近い歴史のこのお店にはソウルや済州島からもこの味を求めて足を運ぶ人が多く、店前にはいつも行列ができています。具の入ってない焼き目のついた餃子の皮が盛られているだけの見た目。お好みで醤油や粉唐辛子をかけます。
実際には中に細かく切ったチャプチェ麺(韓国の食感のある春雨)が入っています。餃子の皮は厚めなのでもちもち食感が楽しめ、クセになります。
View this post on Instagram
ナプチャクマンドゥの大サイズが3500ウォン、小サイズが3000ウォン、その他にうどんが3500ウォンなどリーズナブルなのも魅力。
小腹が空いた時におやつ感覚で食べるのもオススメです。
・営業時間:10時~22時
クギルタロクッパ
View this post on Instagram
1946年創業の、大邱の郷土料理「タロクッパ」の老舗店です。
スープの中にご飯が入った料理を「クッパ」と言いますが、そのスープとご飯を別々(タロ)にしたのがタロクッパ(7000ウォン)。
元々はただのソコギクッパ(牛肉クッパ)だった物が、大邱の暑い気候の合わせて辛さや滋養に良いソンジ(牛の血の塊)が加えられ進化したと言われています。牛骨を何時間も煮込んだスープがベースなので、辛さの中にも旨味や奥深さが感じられます。
View this post on Instagram
牛肉・長ねぎ・大根などの具も大きくゴロゴロと入っていて食べ応えもバッチリ!レバーのような臭みやクセがあるソンジが苦手な方は「ソンジ抜き」も注文可能です。24時間営業なのでお酒を飲んだ後の〆やサラッと食べたい朝食にもピッタリですよ。
・営業時間:24時間・年中無休
まだある!【おすすめ】大邱の食べ歩きスポット!
今回は大邱一の繁華街である中央路~西門市場までのエリアを中心とした食べ歩きスポットをご紹介します!
中央トッポッキ
View this post on Instagram
公園の向かいにある中央トッポッキはテレビでも紹介された人気店。
View this post on Instagram
通常のトッポッキはスティック状のお餅がメインですが、こちらは丸々煮込んだキャベツや薄焼きのマンドゥ(餃子)も入れてくれます。
・営業時間:11時30分~20時
珈琲名家(半月堂店)
View this post on Instagram
大邱発祥のコーヒーブランド。1997年に韓国国内で初めてコーヒー豆のロースティングマシーンを開発しスタートしました。
ソウル市内にはまだ1店舗しかないお店です。大邱でローストした豆を使用し、ハンドドリップで丁寧に淹れてくれるコーヒーは心をホッと落ち着かせてくれます。
View this post on Instagram
珈琲名家の代名詞でもあるイチゴケーキ(6000ウォン)は、断面に見事なまでのイチゴの層が!インスタ映えもバッチリですよ。
・営業時間:10時~22時30分
三松パンチプ本店
View this post on Instagram
クセになって止まらなくなるという意味から「麻薬パン」と呼ばれています。
外はサクサクのそぼろが付いていて、生地はふわふわと柔らかい!中には甘い味付けのされたコーンが入っています。1つ1600ウォンです。
View this post on Instagram
その他にのイカ墨とうもろこしパン・韓牛コロッケパン・クリームチーズパンなどなど、種類も豊富です。
・営業時間:8時30分~21時
西門夜市
View this post on Instagram
食べ歩きと言ったらやっぱり外せないのが市場です。
「ここに無いものはない!」と言われるほど、大邱の人々の生活の中心であり観光客にとっても「食べたい!」「買いたい!」が詰まった場所です。
2016年からは夜市も行われるようになり、より一層活気を見せています。
View this post on Instagram
屋台定番のホットクやトッポッキなどの軽食はもちろんのこと、カルククス(うどん)やホルモン炒めなどの食事系や、ピンス(カキ氷)や焼きマシュマロなどのデザートまで!
座って食事ができるテントも設置されているので、色々なものにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
・営業時間:(市場)9時~18時、(夜市)19時~24時
まとめ
いかがでしたか?気になるお店はあったでしょうか?
地方都市ならではのここでしか食べられない郷土料理や名店にはぜひ足を運びたいものですね。
ソウルや釜山とはまた違う、内陸地の大邱らしい魅力をみなさんもぜひ味わってみてください!